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加齢臭の主な原因は?

ここでは加齢臭が発生する原因と、日常生活との関係を説明しています。

加齢臭の4つの原因

加齢臭対策のためにはニオイの発生する仕組みを理解しておくことが必要です。以下に簡単に加齢臭発生のプロセスを見てみましょう。

1.ヘキサデセン酸の増加

9-ヘキサデセン酸は加齢とともに増加する脂肪酸の一種です。

若い人にはほとんど存在しない脂肪酸ですが、40歳を過ぎる頃から体内で生成され始め年齢とともに生産量が増えていきます。

加齢臭の臭いの元であるノネナールは、9-ヘキサデセン酸が酸化・発酵することによって作り出されています。

一部のサイトでは加齢臭の原因物質を生み出しているのがパルミトオレイン酸という脂肪酸だという記述がありますが、これは加齢臭の研究の初期に誤認された情報が広まってしまったため。

後に9-ヘキサデセン酸が加齢臭の主な原因を生み出していることが確認されており、また9-ヘキサデセン酸には酸化・発酵しなければ、目立ったニオイはありません。

2.活性酸素の増加

人間が体内に取り込んだ酸素のうち、一部は活性酸素として体内に残留します。

活性酸素は人体に必要なアミノ酸や糖質、脂質などを酸化させて生活習慣病の原因を作り出します。

また9-ヘキサデセン酸を酸化させることで、加齢臭の原因物質ノネナールを生成する働きがあります。活性酸素は9-ヘキサデセン酸と同じように、年齢とともに生産量が増加します。

ストレスや食品添加物、喫煙、紫外線なども活性酸素を増加させる原因になっています。活性酸素による9-ヘキサデセン酸の酸化は連鎖的に促進されるため、1度酸化が始まると加速度的に加齢臭が強くなっていきます。

3.バクテリアの増加

皮脂汚れや栄養不足、過労などで肌の抵抗力が減衰していると、バクテリアへの抵抗力も落ちて皮膚表面のバクテリアが増殖しやすい環境が作られてしまいます。

バクテリアが増加すると9-ヘキサデセン酸の分解・発酵が促進されて、加齢臭の原因物質ノネナールの発生につながります。

4.ノネナールの発生

加齢臭のニオイの元になっている物質がノネナールです。

ノネナールのニオイについては青臭い・カメムシの匂い・スイカの皮の匂い・キュウリの匂い・お爺ちゃんの匂い・床屋の匂い等々、感じ方は人それぞれですが、その匂いが強烈なことに特徴があります。

研究のために化学的に合成したノネナールを小瓶に入れて持ち帰った研究者が、部屋で小瓶のフタを開けると瞬時に部屋全体がノネナールの香りで満たされてしまったそうです。

慌ててフタを閉めて換気を行い、消臭スプレーを撒いても中々臭いが消えなかったというから相当なものです。ノネナールの発生が極く少量でも周囲に判ってしまうほど臭うのは、その驚異的な匂いの強さのためなのです。

加齢臭が増加する生活習慣

加齢臭が発生する仕組みを簡単にまとめると、次のようになります。

  • 9-ヘキサデセン酸の増加
  • 9-ヘキサデセン酸の活性酸素による酸化
  • 9-ヘキサデセン酸のバクテリアによる分解

9-ヘキサデセン酸は40歳を過ぎた頃から男性も女性も分泌量が増える脂肪酸の一種で、分泌量の増減は中性脂肪の量と深い関係があります。

加齢臭を増加させる要因としては9-ヘキサデセン酸の増加と活性酸素の増加、肌荒れ等によるバクテリアの増加が生活習慣の影響を受けやすいと考えられます。9-ヘキサデセン酸や活性酸素、バクテリアを増加させてしまう生活習慣の例を、いくつか見てみましょう。

脂肪分の過剰摂取

脂質は体にとって必要な栄養素です。しかし現代の日本では脂質が過剰に含まれた食品が多く、特にジャンクフードやファミレスで食事をする機会が多い生活をしていると脂肪分の取り過ぎによって、中性脂肪が多く蓄積されてしまいます。

体に蓄積された中性脂肪は分解の過程で脂肪酸になり、結果的に脂肪酸の一種である9-ヘキサデセン酸の生産量が増えることになります。

喫煙

煙草には加齢臭を促進させる働きがあります。

1つには喫煙により体内の活性酸素が増えることで、9-ヘキサデセン酸の酸化が促進されることが上げられます。

もう一つの理由は煙草に含まれるニコチンやタールなどの成分がビタミンCを破壊することで、肌荒れやくすみなどの皮膚症状を引き起こします。

皮膚環境が劣化することによってバクテリアの増殖が促進され、9-ヘキサデセン酸の分解が盛んになることで加齢臭が増加します。

偏食

9-ヘキサデセン酸を酸化させる活性酸素は、抗酸化物質の摂取によって抑制することができます。

抗酸化物質は普通の食事でも摂取が可能で、特にビタミンC、緑茶、ポリフェノールを含む食品に多く含まれています。

食事に好き嫌いが多くメニューが肉中心、野菜ばかりなどのように偏った食生活をしていると、効率的に抗酸化物質を体内に取り入れることができず活性酸素を増加させてしまいます。

運動不足

加齢臭と汗の匂いは違います。

スポーツなどでたくさん汗をかく人が、以外と汗臭くないことに気が付いた人もいるのではないでしょうか。

スポーツで汗をかく人は毛穴や汗腺の中に老廃物が溜まりにくいので、悪臭の原因になる雑菌が繁殖しにくいためです。

加齢臭でも同じことが言えます。加齢臭は毛穴や汗腺に溜まった皮脂や老廃物、9-ヘキサデセン酸などが酸化・発酵することによって引き起こされます。

スポーツなどで健康な汗を流している人は加齢臭の原因になる物質が溜まりにくくニオイが発生しにくいのですが、運動不足の人の場合は加齢臭の原因物質を溜め込んでしまうことになるため臭いやすくなります。

 
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